【質問2】デイトレである銘柄が、RSI10パーセント以下、ボリンジャーバンド-3付近まで下落しています。株価下落の材料やニュースもありません。買いで入る、空売りで入る、どうしますか? 確率が高い選択肢で利益を狙いたいです。

 

【回答】

この状況は、デイトレーダーにとって極めてリスキーかつ決断が求められる局面です。それぞれのファクトを整理し、冷静に判断する方法を提示します。

 


現在の状況まとめ(重要な事実)

指標 状態 通常の意味
RSI 10%以下 極端な売られすぎ(リバウンド or 継続下落中の可能性も)
ボリンジャーバンド −3σ付近 統計的に「異常値」レベルの急落ゾーン
材料・ニュース なし 普通の下げではなく「需給の崩れ」や「仕手的売り」
時間軸 デイトレ  1日の中で完結する動きに集中(反発・追撃いずれも狙える)

 


🎯 最初に結論(確率が高く、利益を狙える選択)

 

「今すぐ買わない」「戻りで空売りしない」= どちらでもない。まず反転サインを待つ

 

ですが、

 

  • 次の1~2本で陽線 or 下ヒゲ + 出来高増が出たら → スキャルピングで「買い」

  • 反転が出ず、さらに−3σを割って陰線継続 → 次の「戻り」を待って空売り

 


🧠 なぜ買いも売りもすぐ入ってはいけないのか?

 

判断 理由
今すぐ「買い」はNG RSI・バンドだけでは反発根拠にならず、「落ちるナイフ」になるリスク
今すぐ「空売り」もNG −3σ付近=統計的に下落は限界近く、「空売りの踏み上げ」リスクあり
最も重要なのは「ローソク足の反応」 = トレーダーの心理が転換した瞬間を狙う

 


✅ トレード戦略:具体的にこう動く

 

状況 戦略 ポイント
下ヒゲ + 陽線 + 出来高増 💡 買い(スキャ) リバウンド狙い。利確は早く(+1〜2%)
−3σを陽線で割ってすぐ戻る 💡 「だまし下抜け」=反発の兆候 次の陽線でエントリーしやすい
陰線継続 + 出来高減 🚫 売りはまだ早い 戻りを待たずに空売りすると逆噴射の恐れあり
陰線継続 + RSI底張り + −3σ下抜け 戻りで空売りがベスト戦略 5分足などで前日終値や−1σで反発したら売りたい

 


📊 利益確率の比較(あなたの利益期待値ベース)

 

行動 成功確率 損失リスク リターン見込 コメント
今すぐ買う ★☆☆☆☆(20〜30%) ナイフを掴むリスク
陽線+下ヒゲ+出来高確認して買う ★★★☆☆(60%前後) 低〜中 小〜中 リスク限定のスキャル
今すぐ空売り ★☆☆☆☆(30%) 中〜大 バンド下限で逆行されやすい
戻りで空売り(+1σ〜−1σ) ★★★★☆(70〜80%) 中〜大 トレンド継続の王道戦略

 


✅ まとめ(優先順位付き)

 

  1. まずは様子見・反転サインを待つ(陰線 → 陽線)

  2. 出たらスキャルピング的に買いエントリー(数ティック〜数%)

  3. 反発弱ければ空売り戦略へ切り替え(戻りを待って)

  4. 絶対に「すぐ買う」「すぐ売る」ことはしない

 


📈 最後に:理想の買いサイン3点セット

 

条件 説明
✅ 陽線出現  反転の第一歩。ピンバー・包み陽線などが理想
✅ 出来高増加  買い圧力の裏付けがあること
✅ RSIが切り上げ開始  売り尽くしの明確なサイン