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【回答】
はい、ボリンジャーバンドの「7本線の向き」は、非常に実践的かつ視覚的にトレンドの方向や強弱、転換の兆候を判断するためのヒントになります。
多くのチャートツールでは、以下の「±3σ〜±1σ、センターライン」の計7本を表示できます:
ライン | 内容 |
---|---|
+3σ、+2σ、+1σ | 上限帯域(価格が高いゾーン) |
センターライン(=移動平均線) | 通常は20日SMA(中心線) |
−1σ、−2σ、−3σ | 下限帯域(価格が低いゾーン) |
📉 バンド全体の「傾き」が意味すること
状況 | 7本線の向き | 意味・トレンド解釈 |
---|---|---|
すべて下方向(下に広がる) | 📉 下降トレンド進行中 | 売り優勢、戻り売り狙いが基本 |
すべて上方向(上に広がる) | 📈 上昇トレンド進行中 | 買い優勢、押し目買いが基本 |
上下バンドが平行(横ばい) | ⬌ レンジ or ボックス相場 | 高値・安値で逆張り狙い |
バンドが収縮して横ばい | 🔄 エネルギー溜めている(スクイーズ) | ブレイク前の警戒ゾーン |
下向きだったバンドが水平 or 上向きに変化 |
⤴️ トレンド転換(底打ちの兆候) | 反発狙いが視野に入る |
✅ 特に注目すべきポイント(デイトレでも有効)
上向き → 上昇トレンドの軸
下向き → 下降トレンドの軸
横ばい → トレンド不在(レンジ)
拡大中 → トレンド発生中(ボラ拡大)
縮小中 → トレンド終了・転換警戒
🔍 トレンドとバンドの組み合わせ例
バンドの形状 | RSI・MACDなどと合わせて見ると… | トレード方針 |
---|---|---|
下方向に開いた7本線 | RSIも低下、MACDもデッドクロス中 | 戻り売りで順張り(空売り) |
上方向に開いた7本線 | RSI上昇中、MACDもゴールデンクロス | 押し目買いで順張りロング |
水平〜収縮中 | RSI50前後、MACDクロス前 | 様子見、ブレイク方向に備える |
−2σや−3σで張り付き | RSI10~20、MACD下向き |
トレンド継続中(逆張り注意) |
❗ 7本線が下方向に傾いているなら、「下げトレンドである可能性が非常に高い」です。
その中で:
ローソク足がバンドの−2σや−3σに沿って動いている → 強い下降圧力
センターラインを上抜けない限り、戻り売り戦略が有利です。
✔ ボリンジャーバンド7本線の向きは、相場のトレンド方向を表します。
✔ 全体が上向き → 上昇トレンド
✔ 全体が下向き → 下降トレンド
✔ 横ばい → レンジ or もみ合い相場